世界にはいろいろな米の種類があります【世界の米の種類

世界の米の種類

米は、日本だけでなく世界中で作られています。
日本で暮らしていると、日本のお米ばかりに目が行きがちですが、日本以外の国で造られているお米にはどんなものがあるのでしょうか?
一口に世界の米といっても、地域によって作られているお米は違っています。アジアでは、日本と近い中国や韓国では気候が似ていることから、栽培方法や食べ方も似ていますが、同じアジアでもベトナムやタイと言った東南アジアではまた違ってきます。
日本以外の国ではどんなお米があるのでしょうか?
ここでは、日本以外の世界のお米について紹介します。

東アジアで食べられているジャポニカ米

世界の米の種類:ジャポニカ米ジャポニカ米は、日本でよく食べられているお米ですが、日本以外にも朝鮮半島、中国東北部、台湾北部、アメリカ西海岸でも栽培されています。このジャポニカ米を育てている地域では、日本と同じようにお米は「炊く」という調理方法で食べているところが多いようです。
ジャポニカ米は、米を主食として食べる地域での栽培が多く見られます。
世界のお米の生産量の約2割がこの種類のお米で、栽培に適した地域としては、北緯30度以北と南緯30度以南の日照時間の長く、適度な気温などの条件が挙げられます。
中国(中華人民共和国)は世界で最も米を多く生産している国です。中国では、東北部(かつて満州と呼ばれた地域)の遼寧省・吉林省・黒龍江省で栽培されています。それ以外の地域で栽培されているのはインディカ米です。
ジャポニカ米を生産している国は、中国、韓国、北朝鮮、台湾、アメリカなどです。
アジア以外でアメリカが含まれているのは、日本などの米を主食としている国への輸出のために栽培されているからです。日本人は古くから米を主食としてきたので、米の味にはこだわりがあり、インディカ米では満足しないという背景があり、アメリカでもこのタイプの米が栽培されるようになり、今ではコシヒカリやあきたこまちと言った日本で人気の米がカリフォルニア州などのアメリカ西海岸の地域で大規模栽培されています。
中国も世界の米の生産量第一位を誇っていますが、人口増により、国内の米の生産だけではまかないきれなくなってきていることもあり、米の輸入量も増えてきています。その中には、アメリカで生産されたこのお米も入っているのかもしれませんね。

最も世界で多く食べられているインディカ米

世界の米の種類:インディカ米インディカ米は、インドからその栽培が広まり、今では全世界で栽培されている主流ともいえる米です。
インド、インドネシア、バングラデシュ、ベトナム、タイ、ミャンマー、フィリピン、中国南部にかけてと、アメリカ大陸、ブラジルで生産されています。日本や韓国などのごく少数の国を除けば、ほとんどの国では米と言えばこのインディカ米を指しています。世界の米の生産量のほとんどはこのインディカ米が占めています。インディカ米は、ジャポニカ米よりも気温が高い、熱帯や亜熱帯の地域での栽培が盛んです。米中国とインドでの生産量が多く、この2国で世界のお米の生産量の半分を占める程です。
このインディカ米の栽培地域では、「浮き稲」という変わったお米を育てている地域があります。
浮き稲は、タイ、カンボジア、バングラデシュなどの東南アジアの河川地帯などの雨量が多い地域で栽培されている珍しい稲です。水田の水の量が増えて、水位が上がると、それに伴って稲も丈を伸ばし、水の上から見ると、浮いているように見えることからそのような名前がつけられました。雨期になるとスコールが降り、大量の水が川に集まって、水田の水位が上昇しても水没することなく、その丈は4m以上にもなるという特徴があります。その雨量の多い地域に適した稲ですが、丈の成長に栄養分が使われてしまい、米の収量は多くありませんが、世界の米の中でも特徴のある米と言ってもいいでしょう。
1993(平成5)年の凶作により日本の米の生産が落ち込んだ時に、日本政府が海外から行った米の緊急輸入の際に「タイ米」として輸入された米はこのインディカ米です。日本人が普段食べている日本の主食米・ジャポニカ米とは適した調理法が違うのにも従来の調理法で調理しようとした結果、日本では「パサパサしておいしくない米」として認知されてしまったという不幸な過去を持っていますが、パエリヤやピラフなどの適した料理に使えばおいしく食べられます。現に世界各国では米は主食ではなく、野菜として調理するという認識が一般的だと言えるでしょう。

ごく一部の地域で食べられている珍しいジャバニカ米

世界の米の種類:ジャバニカ米ジャパニカ米は、ジャワ島やインドネシアなどの東南アジアやイタリア、スペイン、トルコ、中南米で栽培されています。
栽培には亜熱帯気候の地域が適しています。
インディカ米やジャパニカ米と比べると、生産量はわずかしかなく、珍しいお米だと言えるでしょう。わたしたちが口にすることはなかなか機会がないかもしれませんが、イタリアやスペインなどでパエリヤやリゾットに使われるお米です。

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